治療方針

治療方針

院長写真

 

先ずは、正確な診断をすること。同じ人間を多面的な視点から光をあて診察することです。
心療内科・精神科には、CT、MRI、生物学的マーカーなどの客観的に評価するツールがありません。
したがって、患者さんの臨床症状のきめ細かな聴取・観察と記述によって診断をすることになります。
診察室に入ってくる時からすでに、診療は始まっているのです。
二番目に、その人のパーソナリティに着目します。人の和を乱さないように気配りするか、マイペースに振る舞うか。
これは簡単な問いによってわかります。 三番目に、ストレスとなった出来事を聞きます。 人間関係、過労、交代勤務などが問題になります。四番目に、同じ職場に何年勤めたかを聞き、病前の社会適応度を調べます。
 そして家族構成、身内に同種の病気の人がいないか。
これらを一時間位かけて聴取し観察し記述することにより診断はほとんど可能となります。
治療は、軽いストレス反応的レベルにはカウンセリング、病気のレベルになるとお薬の処方をします。
お薬の処方には患者さんの同意を得ることが重要であります。 次に、薬の副作用、飲み方、服薬期間などの説明をします。
治療経過:ここでは、「治療関係」が問題になります。
患者さんが「治療関係」に参加することにより、「共に治療という仕事」(collaboration コラボレーション、コラボ)をすることになります。
この波長合わせ(コラボ)がうまくいくと治療的予後は良好になります。


 

職場復帰の豆知識

①まず、仕事を忘れて、入院のつもりになって休養し、3~6カ月は治療に専念してください。

②回復には、波を描くように一進一退があります。あせって、運動・復職すると再発につながる可能性があるので、あせらずに自然な回復力にゆだねることが大切です。

③状態が良くなってきたら睡眠のリズムを整え、早寝早起きを心がけるようにしましょう。

④次は近所の図書館などに出向き、二時間程度仕事に関連した本などを読むことにします。

⑤この時間を徐々に4~5時間までに増やしていきましょう。

⑥体力回復のためウォーキングなどの軽い運動も心がけましょう。

⑦出来れば、この間の生活記録を付けます。この記録が回復具合の指針となり、スムーズな復職につながります。

⑧復職後しばらく(1~3カ月)は一日5~6時間の軽い勤務とし、徐々に体を慣らすことが大切です。

家族(上司)のみなさまへ
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